せっかく治したのに、どうしてまたむし歯になるの?
むし歯リスク検査と予防法
唾液検査とメタルフリー治療
環 境:唾液検査 CAT
細 菌:細菌検査 CRT
細菌検査 CRT
ミュータンス菌とラクトバチラス菌の量を調べます。
代表的なむし歯菌の量を調べます。
ミュータンス菌 :歯の表面にあるプラーク(歯垢)に生息。
歯を溶かす力はそれほど強くはありません。
ブラッシングで除去可能です。
ラクトバチラス菌:金属と歯のわずかな隙間、むし歯の奥などに生息
歯を溶かす力は強力です。
ブラッシングでは除去不可能です。
ラクトバチラス菌が多い方は本当に要注意です。
まずはこの菌の棲家=隙間をなくす治療が必要です。
ラクトバチルス菌(LB菌)はむし歯菌の親玉です
隙間のできない治療=接着修復が必須です
口の中で使える材料は3種類、
金属・プラスチック・セラミックです。
金属:保険診療可能
・基本的に歯には接着しない
・5年ほどで隙間ができてくるため、LB菌の棲家となる
・これが治したのにむし歯ができる理由
プラスチック:保険診療可能
・歯に接着する。
・強度が弱いため使える部分が限られる
・力のかかる部分では破折や剥離のリスクあり
・破折や剥離による隙間はLB菌の棲家となる
セラミック:自費診療
・プラスチック系接着剤を介して歯と強固に接着可能
・エナメル質と同等以上の強度を持ち、破折のリスク低い
・現時点では一番隙間のできるリスクが低い治療法
→ むし歯が再発する可能性が他に比べてはるかに低い
〜 唾液検査からわかることをまとめると 〜
クリックで拡大します
接着修復=セラミック治療のメリット
その1 接着修復のため隙間ができにくい = LB菌の棲家を作らない =むし歯再発リスクが低い
その2 金属と違い電気を帯びていない = 細菌を寄せ付けない
その3 表面が最も滑沢 = 細菌がつきにくく、ついても取りやすい
その4 化学的に安定 = アレルギーの原因とならない
その5 状況に応じてセラミックの種類を選択することができる = かみ合わせの調和
その6 金属色やプラスチックのような変色がない = 審美修復が可能
その7 CERECを用いた1Day Treatmentが可能 = 接着力・治療期間
などなど…
しいて言えば、唯一の欠点は、保険診療ができないということでしょうか…
下のスライドはスタッフが作成してくれたものです。
ぜひご覧ください。